発行体による分類

債券を発行している団体を発行体と呼びます。債券は、資金を調達する手段として用いられるわけですから、色々なものが発行体となり得ます。発行体を大きく分類すると、公的な団体と民間企業の二つになります。公的な団体とは、国や地方自治体、あるいは政府機関などがあります。国の場合には国債と言うこともありますが、国債も含めて公的な団体の発行するものを公共債と呼びます。民間債とは民間企業が発行するものを指します。社債と言われることもあります。
では、どちらが良いのかというと、これは一概には言えません。というのも、公的な団体と言っても色々なものがありますし、民間企業と言っても様々なものがあるからです。国の発行する国債はもっとも安全だと言われることがありますが、これも確実ではありません。国債が償還できなくてデフォルトすると言うことは、過去にはすでに何度かあります。民間企業だから心配だと言うこともなくて、例えば、日本を代表する大手企業の場合には、国債よりも格付けの高いものがあります。もちろんですが、小規模な企業が発行するものはリスクが高いという傾向はありますが、リスクはそれぞれの発行体によって異なりますから、分類することでリスクを把握しやすくなるわけではありません。